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住職のつぶやき
朝晩のお勤めを忘れても、鏡の前に立たない日は
ないと思います。
「シワが増えたなァ、弛んできたワ、むくんでいるゾ」。 哀しいけど鏡は正直ですよね。 でも、これは私たちの上っ面。 「お前は見栄っ張りだ、お前は嘘つきだ、損得で動くな、・・・」。 こんなふうに本性が写し出されたらどうします? 怖いですよね。 そんな鏡は無いから大丈夫とおっしゃる貴方、ところがあるんですよ、閻魔様の前には。
『浄玻璃の鏡のまえに立つまでは 秘めておきたし あのことも このことも』(相田みつを)
国会を賑わせている防衛省の問題、香川の事件、・・・そして私たち。 (2008年1月)
驚いた事、
法龍寺で中国人の若い子たち30人が日本で働くために2週間ほど研修生活をしました。 それを聞いた町内の一部の人は「なんで中国人が30人も、不安だわ」と大騒ぎになりました。 中国人に対する偏見がこれほどあろうとは・・・。
嬉しかった事、研修が終わって町内の人が「いい子たちだったね」と言ってくれました。 あの子たちが聞いたらどんなに喜んだことでしょう、 日本人にもいい人がいるんだと。
偏見は視野を狭め行動を歪めてしまいます。 偏見の種は噂話です。 どんどん膨らんでいく噂話、好きでしょ。 無責任な話はいいですよね。 でも、それによって傷つく人がいる事忘れないで! 皆さん気をつけましょうね。 (2007年9月)
驚きました。
「沖縄での集団自決は追い詰められた個々の精神状態にもよる」と、軍の直接関与を否定する文科省の高校教科書検定の指導がなされたのです。
沖縄は本土決戦の時間稼ぎの「不沈空母」とされた島です。 80日間の戦場となり、一坪に60発の砲弾を受け、島民はガマ(壕)に身を隠し、手榴弾や青酸カリを渡されて、投降すれば非国民やスパイとされ、4人に一人が亡くなった日本唯一の地上戦の場です。 あの「ひめゆり学徒」は海に身を投げなければならなかった、短刀や薬で自害しなければならなかった
・・・何故、死ななければならなかったのか!
真実を曖昧にし、政治の色がついた教育の目指す先には、「美しい国の教育」と「皇民化教育」、 ダブって見えてしまいます。 (2007年5月)
彩香ちゃんはどんな気持ちで生きてきて、死んで
いったのでしょう。
幼児にとって一番怖いのは、親に捨てられる事。そして一番嬉しいのは、親に甘えられる事。 彩香ちゃんは、お母さんに甘えている友だちをどんな思いで見ていたのでしょう。 疎ましがられても、お母さんのいい子であろうと、抱きしめてもらえるその日がくる事を夢みて、一生懸命に頑張っていたでしょうに。
それなのに・・・。 そして、とばっちりで殺された豪憲君は・・・。
自己中心の人間の愚行、・・・こんなのは人間じゃない、 いや、哀しいかな、これも私たち人間なのです。 (2006年9月)
立て続けに、あまりにも辛い、悲しい事件が起きました。
子どもの連れ去り殺人、幼児虐待殺人、小学生と張り合ったあげく殺してしまう大人、18年もの間、軟禁状態にした親。 ・・・いったいどうなっているの? 子どもたちは安心できる場を失い、いつも大人たちがベッタリくっ付いている。子どもは子ども社会の中で、自我をぶつけ合い、喧嘩したりしながら、痛みや思いやる心を培って大人への階段を上っていくのに。
一番大切な時間をすっ飛ばして大人になっていくこの子たち、・・・とっても心配です。(2006年1月)
大きな揺れが新潟を襲いました。
阪神淡路大震災の記憶が甦り、東海地震が起きたらと、連想されたことでしょう。 そんな時は「助け合わなければ」なりませんネ。 でもご自身の命が危うい時、あなたは他人に手を差しのべる事ができますか? ・・・ひょっとすると、命乞いする人を乗り越えて助かろうとするのでは?
怒らないで! あなただけじゃないんですよ。 人間の根性は、そんなものなんです。(2005年1月)
「感染の有無が不確定であっても、防疫対策として鶏の自主的処分を要望する」(農水省)
これは被害を拡大させないために考えられた鳥インフルエンザの対応です。 日本では年間8億羽の鶏が私たちのお腹に入りますが、人間にとって鶏はどこまでも食べ物でしかないんですね。
どちらも同じいのちなのに、どうも人間が一番偉い?ようです。 (2004年5月)
「お母さんと一緒にお風呂に入ったり、一緒に寝たり、抱っこしてもらいたい。
園長先生、お母さんに言ってくれない?」
これは虐待死させられる数日前、通園する保育園の先生に訴えた、僅か4才の子どもの『一番欲しいもの』です。 ゲームでもなければお菓子でもありません。 あまりにも哀しすぎる言葉だとは思いませんか。 親が子を・・・・・・、この様な事件が頻繁に起きているのです。 何故でしょうか。(2004年1月)
6年前、神戸市須磨区で起きた事件
あれは異常だと人々を震撼させました。 つい最近、長崎では子ども?が子どもを投げ殺し、やはり異常だと大騒ぎしました。 親が子を殺したり、ドラム缶で焼き殺したり・・・・・、もう全部が異常。
そして、そんな事件に慣れていく私たちも異常? (2003年9月)
やはり、アメリカとイラクは戦争を始めましたね。
どちらも相手を「悪の枢軸」とし、どちらもが聖戦の名のもと、殺し合いをしています。 しかし何をもって善とし、悪として いるのでしょう。 そして私たちも日常の生活の中でこのような戦争をしているのではないでしょうか。 (2003年5月)