住職のつぶやき

住職のつぶやき

2026.7.15

「国旗」・・・

 毎年、梅雨になるとジトジト蒸し暑く、早く明けないかなと願うも、

蚊も生きていけない酷暑が我々を待ち構えている。

 さて今年は四年に一度のサッカーワールドカップ。 

現地に駆けつけた青いユニフォームの人たち、日本から送られた真夜中の声援、みんなの願いは一つ、がんばれ! ・・・日本は惜しくも負けてしまったけれど。

 その歓声の中、当たり前のように「君が代」が歌われ「日の丸」が振られていた。 

 かつての戦時下、国威掲揚・国体護持の象徴となっていたものが、

今では自然と応援旗・応援歌になっている。

 ところで今、「国旗損壊罪」なる法律が制定されようとしているが、戦時スローガンの

「進め日の丸 つづけ国民」を連想してしまう。 国旗は愛国心への忠誠の証ではないはず・・・。

2026.5.1

かけがえのない命

 2026年2月28日、アメリカ・イスラエルはイランに対し軍事攻撃を加え、

最高指導者ハーメネイーを暗殺しました。 そして、そのミサイル攻撃では女子小学校が標的とされ

175人の幼い子どもたちが爆殺されました。 

ここは元軍事施設だったようで、軍事AI(エーアイ)が古いデータによってミサイルを打ち込んだ誤爆だったようです。

 米ソ冷戦時代の1962年、ソ連がキューバに核ミサイルを配備しようとした事で

核戦争寸前までいった時です。 

核の発射ボタンを委ねられていた前線の指揮官に発射命令が下されましたが、

その時、通信の障害もあり、「不確かな情報では核を発射できない」と、ボタンを押せなかったのです。 

この指揮官の脳裏には、無数の人々の死、戦争という惨劇が映し出されたのでしょうか。

人間としての迷いや想像力が核戦争を回避したことは事実でしょう。

これが軍事AI(エーアイ)なら躊躇なく核戦争を勃発させたのではないでしょうか。

 さて、私たちの日常にもAIは広く浸透しています。

何も考えなくても、迷わなくてもいい時代は目前です。

 でも、悩みや躊躇・後悔・・・、人間らしくて好きなんだけどネ。   

正義も石油も大事だけど、人の「いのち」はかけがえのないものだよネ。・・・戦争、終わってるかな

2026.1.1

八十年も戦争がなかった

昨年(二〇二五)は、昭和百年の節目でした。この百年は、国家臣民が戦争に突き進んだ敗戦までの二十年と、終戦からの平和といえる八十年に分けられます。

 戦争は突然勃発するものではありません。 国家はプロパガンダにより都合のいい正義や高揚感を煽り、国民が振る日の丸の旗によって家族を戦場へ送り出したのです。

三百万人以上の人々が亡くなり、原爆が投下され焦土と化した現実を目の当たりにして、十五年にわたる戦争が終結したのです。

 その後、八十年も戦争がなかった、 これは特筆すべきことです。

ところが最近、この『平和』が揺れています。 戦前の「国家総動員法」や「治安維持法」を模したような「特定秘密保護法」や「安全保障関連法」が制定され、 「非核三原則」の改定まで想起されているのです。 周辺諸国の情勢が変わったからだそうで、〝戦争をしないために戦争の準備をする〟のだそうです。 

人間はつくづく愚かなんですね。 国家のお偉い人たちは机の前で指示だけをし、そして犠牲になるのは私たち国民です。

悲惨な戦争も、南海トラフ地震もこなければいいのにね。       合 掌

2025.4.1

「風の電話ボックス」

 世界中で、日本中で大規模な山火事が頻発しました。

その岩手・大船渡の山火事現場から北へ50キロの所に大槌町があります。 2011年の東日本大震災

ではここも甚大な被害を受けた所です。 役場庁舎を襲った津波に40名もの職員が犠牲となりました。

 その近くの三陸海岸を見おろす丘の上に『風の電話ボックス』があります。 白い電話ボックスの中に

は黒電話がポツンとあります。 ただしこの電話は線が繋がっていません。 ここを訪れた人は暫く目を

瞑り、静かに息を整え受話器を取ります。

 あの時に言えなかった別れを伝える人がいます。  楽しかった思い出に涙する人がいます。

大切な人を失い、前に進めない人も、 ここに立っても受話器を取れずに後にする人、 未だ見つかって

いない奥さんの・・・・・いろんな、いろんな心を受け止めてくれる受話器があります。

 14年経っても、この受話器を手にする人たちがいる事を、その前に立っている人がいる事を、

あなた 忘れないでください。                          合 掌

2024.12.20

私にとっての貴重な一年が・・・

 私にとっての貴重な一年が凄まじい勢いで駆け抜けようとしている。

 間もなく2025年、令和7年という一年間を迎える。

その最初の日「元旦」は、お祝いの言葉、「 明けまして おめでとう 」 

「 HAPPY NEW YEAR 」のフレーズで日本中、世界中の一年が始まる。

 当たり前のこの光景に、「そうじゃない!」と、今年2024年の能登半島地震が叫んだ。

 突然の揺れがお正月の楽しい団らんを引き裂いた。身一つで命からがら助かった被災者の中には一年経った今でも亡くなっていく人がいる。

 世界に目をやれば、戦争で家族や家財の全てを失った人々、水や食べ物、薬が無くて今、この瞬間も死んでいく子どもたちがいる。

 お正月の「おめでとう」を、 〝当たり前の挨拶〟 として交わす人たちと、〝虚しく、辛い言葉〟 と受け取る人たちが多くいる事を知らなければならない。               合 掌

2024.9.1

パリオリンピック

 

 パリオリンピックも幾多の熱戦の幕を閉じました。新聞やテレビは国ごとのメダルの一覧表を掲載し、金メダルの数に一喜一憂しましたが、第一回のアテネオリンピックでは一等が銀、二等が銅だったの知っていました? 

 ある選手が言っていました。「金メダルは嬉しいけれど、次に嬉しいのは銅メダルなんだよ。 だって決勝戦では負けてもメダルが貰えるけど、三位決定戦で負けたら何もないんだよ」って。                                         一身に期待を背負い、一時たりとも気を緩める事無く、死に物狂いの毎日を積み重ねてそこに立っている選手を、テレビの前で飲み食いしながら批評している哀しい傍観者のあなた、          相手の気持ちに共感できるようになれたら、いいね!

 南海トラフ「巨大地震注意」が発令されました。 怖いですね、備えは大丈夫ですか?   合 掌  

2024.5.1

「一年の計は元旦にあり」

「一年の計は元旦にあり」「お年玉は正月にあり」  

 年末の晴れた日は煤払いをして、畳をあげてパンパン叩く。買い出しに行っておせち料理を作る。  町中にその匂いが漂い、その中、正月飾りをする。 子どもたちもお年玉のために一生懸命ガンバル。  昔の年中行事の一コマだ。 そして、いよいよ元旦の朝、食卓にみんなが集い「明けましておめでとう」が飛び交う。 久し振りの家族の団らんは、おせちにお酒にジュースに近況報告。 お年玉の中を確認したい孫たちは急いで部屋を出る。 さて、奥さんやお嫁さんは片付けが終わって一段落、酔っ払いの大人たちはグーグー寝ている。                              とりとめの無い一年が例年の如く始まった・・・・・筈が、午後四時十分、            能登を大きな揺れが襲った。着の身着のまま放り出されてしまったみんなは大丈夫か? 酔っ払いの大人たちは?孫たちのお年玉は?  

 四月三日、台湾でも地震が。 そしてあの津波の記憶が呼び戻された。ニュースでは迅速な対応が賞賛されていた。彼らのリスク管理は見習うべきであろうが、常に中国との戦争が想定されている上での危機感は少し悲しい。

 我が国も防災に託けて「国家総動員法」に繋がらないよう願うところである。       合 掌

2024.1.1

『コロナ パンデミックが遺したモノ』

 私はコロナα(アルファ)型と申しますが、2019年11月、細菌兵器だとかコウモリとか色々取り沙汰されましたが、中国武漢で誕生したとされています。皆さんが私を知るのは2020年1月、横浜に入港しましたダイヤモンドプリンセス号のクラスターからだと思います。その後、私の一族は変異を繰り返しながら4年、世界で690万、日本で7万5千人の尊い命を奪ってしまいました。 その恐怖は経済社会を疲弊させ人間社会の断絶を招いたようです。  謝ります。 確かにあの時は日本中がパニックになっていましたね。 その原因は私たちウイルスにありますが、 しかし、一言わせてもらいたい。  あなたがたは助け合わなくてはならない時に罹患した人を犯人扱いしてSNSで晒し者にしたり、 正義を振りかざしたマスク警察や自粛警察、 ヘイトスピーチが横行してましたよね。 

 社会生活、人間関係が歪んでしまったのは、 私たちを利用した皆さんの利己主義じゃなかったのではないでしょうか。                                合 掌

2023.8.1

私たちの地球が

 私たちの地球が誕生したのは46億年前、青く輝くのは表面の70%を占める大きな海です。

38億年前に点のような生物がこの海に生まれました。 そして進化と絶滅を繰り返し、現在、知られているだけで、海には220万種の生き物がいます。太平洋、大西洋、インド洋などと呼ばれていますが、北極も南極も地中海もすべては繋がっています。

そして海流が海深く流れ続け、気温や気候を左右し、生命の源であるプランクトンを運んで海の生物の

いのちを繋いでいるのです。

 さて2011年3月11日、東日本大震災が発生し、被災した福島第一原発が放射能を飛散しました。その復旧作業の過程で出た汚染水の「処理水」の置き場に困り、今、希釈して海洋に放出しようとしています。

海は様々な生命を産み、育んでくれていますが、自然界には無い、人間の業が排出するプラスチックや「放射能」まで飲み込まなくてはならない、そんな 時代になってしまったようです。     合 掌

2023.4.9

「悪者にされた、牛」

 私は、すき焼きもハンバーグもステーキも大好きです。

さて、本日は『悪者にされた、牛』について、彼らの言い分を聞こうと思います。

 私たち「牛」は新石器時代から「家畜」として人類と関わってきました。

それが今、現代の人間から悪者扱いされているのです。

 その理由①、地球上の全生物を支えてきた水が今、危機的状況に晒されていて、その原因が私たちだというのです。人間は一日3㍑あればいいとされていますが、私たちは25~75㍑飲みますし、私たちが食べるトウモロコシや穀物を育てるのも含めると淡水の27%も使っています。

 理由その②、アマゾンの熱帯雨林の2割を伐採し、私たちの飼育農園を作ったため雨が降らなくなり、山火事などの異常気象を招いた事だそうです。

 理由その③、お恥ずかしい話ですが、胃が四つあるとゲップやおならがよく出るのですが、そのメタンガス(CO2の25倍)が、世界で排出される温室効果ガスの4%にもなるんだそうです。

 でも仕方ないでしょ!言わせてください! あなたがた人間が、私たちを美味い旨いと言って十五億頭も際限なく増やしたんでしょ。 自分たちの首を絞めたんでしょ!             

TOP